ここでreality monitoringとは頭の中で思ったことと、実際にあったことを区別する能力のこと。
ああ、無かったことをあったと言い張り、なにかをしでかした後で自分に都合のいいストーリに記憶が組み変わり、他人についてあることないことを言いふらす人たち。 そういう人間が世の中にいるのは知っていた。そしてそういう人は自分でも想像したことと、あったことの区別がつけられないのだろうとは思っていた。
しかし、実は自分の思ったことと現実に起きたことに区別がつけられない人は、一部でなくて、非常に多いということをこれで知って驚愕した。
図1に146人のreality monitoringの成績がプロットされている。 ここで正確なテストの内容は書いてないけど、主題の実験と同じようなものだとすると、 「ジキルとハイド」とかのようによく知られたものを直接見せるか「陰と?」とかで推定させるかして、それを読み上げさせるか読み上げてやる。そしてあとで、見たのか/推定したのか、自分が読んだのか/読んでもらったのかを尋ねて前者の正答率を見ているのだと思う。
で結果だけど、正答率は60%から100%まで均等に散らばっているように見える。これを見るとできる人は100%近くできるけど、60%を下回る人も一割近い11人もいる。2択らしいので現実と区別がつけられない人でも50%は正解できるらしいので、55%なんていうのは10回に一回しかわからないということだ。この多さに驚いた。